加藤 陽

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所属・連絡先

フロンティア研究員
理化学研究所 フロンティア研究システム バイオ・ミメティックコントロール研究センター 生物型感覚統合センサー研究チーム
〒463-0003 愛知県名古屋市守山区下志段味穴ヶ洞 2271-130 ヒューマンサイエンスパーク研究開発センター内
TEL: 052-736-5867/FAX: 052-736-5868
電子メールアドレス:ykato@bmc.riken.jp

略歴

1969年 8月 愛知県名古屋市生まれ.
1992年 3月 信州大学理学部物理学科卒業.
1994年 3月 名古屋大学大学院人間情報学研究科博士前期課程修了.
1997年 9月 同大学大学院博士後期課程修了.
1997年10月 フィガロ技研株式会社入社.
2003年 4月 理化学研究所バイオミメティックコントロール研究センター入所.
博士(学術).

研究テーマ

動的非線形応答を活用した化学センシング


動物の味覚・嗅覚が動的応答を積極的に利用し、非線形性から積極的に情報を得ているという仮説のもとに、時間的な振動を素子に加えることによって、1つの素子からより多くの情報が得られることを理論的・実験的に明らかにしてきた。その一環として、半導体ガスセンサに周期的な温度変化を加えることにより、その動的非線形応答によって多次元の情報を取り出すことが可能であることが近年明らかになってきた。

この考え方をさらに発展させるため、波形でセンサを駆動する簡便なモジュールを作成して、データを蓄積するとともに、このような現象がセンサ内部でのガスの反応・拡散の固有なパターンに由来するとの仮説からシミュレーションによって現象を再現することを目指して研究を進めている。

半導体ガスセンサとは

主に酸化錫(SnO2)を基材とした素子を高温に加熱することにより、表面上で酸化反応を起こさせ、格子状の酸素を失うことによる抵抗値の現象を検知する原理のガスセンサ。酸化反応を起こす広い範囲のガスに高感度に応答することに特徴がある。

発表・文献

投稿論文

解説論文

国際会議論文

口頭発表(日本語)


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