dsPICボードとPC間でUSBで通信する方法

dsPICボードには、PCとUSBで通信できるようにFTDI社製FT232R(USBシリアル変換チップ)を搭載しています。通信にはVirtual COM Port (VCP) driversと direct (D2XX) drivers の2種類が使えます。詳細はFTDI社のホームページをご覧ください。

ここでは、VCPを使って、Windows搭載のPCと通信する方法について説明します。VCPを使うと、PCのプログラムからはdsPICがシリアルポートを通してつながっているように見えます。Windowsについているハイパーターミナルも使えます。

  1. FTDI社のホームページから、VCPドライバをダウンロードし、インストールします。
  2. dsPICボードに、サンプルプログラム1をダウンロードします。
  3. PCとdsPICボードをUSBケーブルでつなぎます。そしてボードに電力を供給します(JP1をつなげば、USBケーブルからの給電でOK)。
  4. Windowsのデバイスマネージャで仮想COMポートの番号を調べ、その番号でハイパーターミナルを9600baud, データビット8, パリティなし、1ストップビット、フロー制御なし、で開きます。
  5. うまくいっていれば、ハイパーターミナルにdsPICボードからの表示がでます。

なお、ボーレート9600baudは、dsPIC側のプログラムによって適宜変えてください(サンプルプログラムでは9600baudです)。dsPICボードにて、1Mbps(正確には921600bps)の通信まで可能です。